亀田史郎氏の暴言で上申書＝JBCに「経緯勘案してほしい」
　亀田ジムは2日、日本ボクシングコミッション（JBC）に対し、3月27日の世界ボクシング評議会（WBC）フライ級王座統一戦で敗れた亀田興毅（亀田）の父、史郎氏がJBCの安河内剛事務局長らに暴言を浴びせたことに関し、「抗議に至る経緯についても十分に勘案してほしい」とする上申書を提出した。 　史郎氏らの代理人を務める弁護士名で出された上申書では、暴言について謝罪した上で、レフェリーの権限である減点の適用を安河内事務局長や他のWBC役員が侵害した疑いがあると主張。さらに対戦相手のポンサクレック・ウォンジョンカム（タイ）陣営が試合前夜にタイ人のスーパーバイザーと接触したことを「密会とも取られかねない」と指摘、「公正性に大きな不安を感じた」としている。 　2007年にセコンドライセンス無期限停止処分を受けた史郎氏はJBCに処分解除を求めているが、今回の暴言で逆に厳罰は避けられない情勢。JBCは近く倫理委員会を開き、処分を検討する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100402-00000182-jij-spo