破綻前に倫理規定違反と警告＝リーマン副社長、上層部に書簡－米紙
　【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（電子版）は20日、2008年9月に経営破綻（はたん）した米証券大手リーマン・ブラザーズのリー上級副社長（当時）が同年5月、同社上層部に書簡を送り、経営陣がリーマンの実際の資産価値について投資家や監督当局者らを欺き、社内の倫理規定に違反しているようだと警告していたと伝えた。 　リー氏が書簡を送ったのは、カラン最高財務責任者（CFO）とオメーラ最高リスク管理責任者（CRO）で、リー氏の警告は当時、リーマンによる不良資産の評価損処理が遅れているのではないかと疑問を呈していた多くの投資家やアナリストの意見に一致したものだった。リー氏は書簡を送った数日後に更迭された。　 【関連ニュース】
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